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フロアコーティングの「水性」と「油性」との違いとは？それぞれのメリットなども解説

公開日:2023/11/15　　

一口にフロアコーティングといっても水性と油性がありますが、これら2種類にはどのような違いがあるのでしょうか？実際に自宅の施工を依頼する前に違いを把握しておきましょう。本記事ではフロアコーティングの水性と油性の違いについて紹介します。フロアコーティングを依頼しようか迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。

「水性」と「油性」との違いとは？

まずはフロアコーティングの違いから紹介します。フロアコーティングは、基本的に施工した後では簡単に落とすことができないため、自宅の床をコーティングする際は必ず事前に違いを把握し、納得してから依頼に踏み切るようにしましょう。

水性のフロアコーティング

水性のフロアコーティングとは、水性マジックペンのように油性よりも水に弱く塗料が落ちやすいという特徴のあるコーティングです。油性のコーティングと比較すると弱いだけであり、水性だからといって1度水をかけたら全て落ちてしまうわけではありません。

水性のフロアコーティングとしては、水性ウレタンコーティングや水性アクリルコーティングなどがあります。水性の方が安全性が高い物質が塗料に使用されているため、床に直接触れる小さな赤ちゃんや室内飼育のペットがいる方、コストを抑えたい方は水性のフロアコーティングがおすすめです。

油性のフロアコーティング

油性のフロアコーティングとは、油性マジックペンのように水性よりも水に強く塗料の耐久性が高いという特徴のあるコーティングです。油性のフロアコーティングとしては、UVコーティング、ガラスコーティング、シリコンコーティング、ウレタンコーティングなどがあります。

油性の方が耐久性能に優れているため、頻繁にコーティングをしたくないと考えている方、メンテナンスなどの手間がかかるものは避けたいと考えている方は油性のフロアコーティングがおすすめです。

水性のフロアコーティングのメリット

水性のフロアコーティングの最大のメリットは、やり直しがきくことです。油性のフロアコーティングは20年以上の高い耐久性能を持っているが故に、一度コーティングを行ってしまうと、全てを完璧に落として再コーティングが行えないのに対して、水性のフロアコーティングは塗装し直しを前提に作られているため、何度でも塗装をやり直すことができます。

油性と比べて耐久力が無くなるのは早いですが、劣化したら何度でも塗装し直せるため、新築住宅でこの先40年50年住み続けようと考えている方に最適です。

水性のフロアコーティングのデメリット

水性のフロアコーティングのデメリットは、油性と比べて耐久年数が少ないことと耐久性能が低いことです。耐久年数に関しては油性と比べて10～15年程劣るため、メンテナンスに手間をかけたくないと考えているのであれば水性を選ぶと後悔することになるかもしれません。

油性のフロアコーティングのメリット

油性のフロアコーティングの最大のメリットは、耐久性能が高く一度コーティングを行うと20～30年近く床を保護できることです。水性のフロアコーティングは、製品にもよりますが平均して5年前後しか耐久年数がないため、1度コーティングをしたら後はメンテナンスなどを一切したくないと考えているのであれば油性を選ぶことがおすすめです。

その他のメリットとしては、水性よりも光沢が出ることや汚れが付きにくく掃除がしやすいことなどがあります。

油性のフロアコーティングのデメリット

油性のフロアコーティングの最大のデメリットは、塗り直しが前提に作られていないため施工を行うと完全に除去することが難しいことです。そのため、基本的に油性のフロアコーティングを選んだ場合は、時間の経過で劣化をしたとしても塗装をやり直すことはできず、劣化した状態のまま住み続けることになります。

しかし同じ住宅に20年30年住むケースはあまり多くないため、40年50年と住み続けることを考えていないのであれば大したデメリットではないかもしれません。油性のフロアコーティングを選択する際はやり直しがきかないということを頭に入れて、よく考えてから選択するようにしましょう。

まとめ

本記事ではフロアコーティングの水性と油性の違いについて紹介しました。一口にフロアコーティングといっても、細かく分けると水性と油性に分けることができ、さらに細かく分類すると、フロアコーティングの種類は複雑になっます。

初めてフロアコーティングを依頼するという場合は、初めからどのコーティングにするのかを決めるのではなく水性と油性どちらの方が自分たちに合っているのかから考えることがおすすめです。水性にも油性にもメリットだけでなくデメリットが存在するため、施工を依頼する際は必ずよく考えてから決めるようにしましょう。

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